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肝硬変の診断と治療ガイド
1.肝硬変の診断
2.重症度分類
3.合併症の治療
4.栄養学的治療

本ページの内容は、味の素ファルマ(株)発行の「肝硬変の診断と治療ガイド」に掲載された内容を編集したものです。

 
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肝硬変の診断と治療ガイド
肝臓NAVI > 肝疾患情報(肝臓内科医向け) > 肝硬変の診断と治療ガイド > 合併症の治療

3.合併症の治療
(1) 腹水
a.肝硬変の腹水治療の進め方
1) 安静、減塩食(5〜6g)
2) スピロノラクトン投与(100mg〜150mg/日)
3) ループ利尿剤投与(フロセミドの場合20mg〜40mg/日)
4) 25%アルブミン輸液(50mL〜100mL、数日間)
5) アルブミン輸液併用腹水穿刺排液療法
(腹水1Lに対しアルブミン6gを輸液)
6) 肝内門脈大循環短絡術
(TIPS:transjugular intrahepatic portosystemic shunt)
治療効果をみながら1)から4)へと治療を進める。なお、これら治療に抵抗性の難治性腹水に対して5)
あるいは6)を考慮する。

b.肝硬変の腹水に用いられる主要な利尿剤

(2) 肝性脳症
a.肝性脳症の治療指針
肝性脳症の治療は表に示したように、その病期に合わせて行う。
A.脳症急性期
1.重症脳症
1) 絶食で輸液管理
2) 大腸の洗浄
3) 特殊アミノ酸輸液
4) 胃管での非吸収性合成二糖類の投与
5) 胃管での抗生剤の投与
2.軽症脳症
1) 大腸の洗浄
2) 特殊アミノ酸輸液
3) 低蛋白食
4) 非吸収性合成二糖類内服
5) 抗生剤内服

B.脳症寛解期
1) 低蛋白食
2) 非吸収性合成二糖類内服
3) 特殊アミノ酸経口製剤
4) 抗生剤内服
1) 食事蛋白
脳症発症時には絶食とし、回復期には食事蛋白を0.5〜1.0g/kg体重/日に制限する。
2) 非吸収性合成二糖類
ラクツロース(45〜90mL/日)、ラクチトール(30〜45g/日)を経口投与し、1日2〜3回の軟便排泄が
あるように調製する。
3) 大腸の洗浄
10〜20%ラクツロース液300〜500mLで高圧浣腸する。
4) 抗生剤
ネオマイシン(3〜6g/日)、カナマイシン(1〜2g/日)、ポリミキシンB(150〜300万単位/日)などの
非吸収性抗生剤を用いる。嫌気性菌の関与が想定される場合には、メトロニダゾール(0.5〜1.0g/日)、
バンコマイシン(2g/日)が効果的である。
5) 特殊アミノ酸輸液
脳症覚醒を目的にモリヘパミン、アミノレバンをブトウ糖輸液とともに1日500mLを3〜4時間かけて投与
する。

b.肝性脳症の昏睡度分類(犬山シンポジウム、1981年)

C.肝不全用特殊アミノ酸輸液の組成表

(3) 食道静脈瘤の内視鏡所見
食道胃静脈瘤内視鏡所見記載基準(2004年)

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