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本ページの内容は、味の素ファルマ(株)発行の「肝硬変患者読本シリーズ(4) 肝硬変と食事とのかかわり」に掲載された内容を編集したものです。
 
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肝硬変の栄養障害とアミノ酸代謝

肝硬変の栄養障害とアミノ酸代謝
アミノ酸代謝異常は、肝性脳症の原因となります
 たんぱく質を構成する成分を
アミノ酸といいます。口から
食べた肉や魚、卵などの
たんぱく質は腸で分解されて
アミノ酸の形で吸収され、
これが肝臓へ運ばれて身体
に必要なたんぱく質へと再び
合成されます。
  たんぱく質の合成に利用され
ないアミノ酸が処理されていく
過程で、アンモニアがつくられ
ます。アンモニアは体内の
有害物質の一つで、この
ほとんどは肝臓で処理されて
身体に害のない尿素へと形を
変え、尿の中に捨てられます。
このとき一部の尿素は小腸内
へと入り、腸内の悪玉菌に
よって元のアンモニアへと
戻されてしまいます。腸内の
アンモニアは吸収されやすく、
肝臓の機能が低下した肝硬変
の方では肝性脳症(※5)
起こす原因となります。健康な
方ではこのアンモニアは再度
すばやく肝臓で処理されるため、
身体への悪影響は認められま
せん。
肝性脳症はなぜおこる!?

アミノ酸代謝異常の改善は、食事・便通・運動から
 このようなアミノ酸代謝異常の改善を図る
ためには、体内に過剰なアミノ酸を持ち込ま
ないようにたんぱく質の食べ過ぎに注意
することや、腸の中の悪玉菌が増える原因
となる便秘をしないよう気をつけることが
大切です。
 またアンモニアは肝臓だけでなく筋肉や脳
でも分岐鎖アミノ酸(BCAA=Branched chain
amino acid)を利用して無害な尿素へと変えら
れています。ですから体内の大きい筋肉が
痩せないように適度な運動をすることも、
肝臓を助けることにつながります。


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その他の代謝異常は、やはり栄養への気配りで  

 肝硬変が進行して黄疸(※6)が出るように
なると、食べた脂肪を吸収する力は弱まり、
同時に脂に溶け込んで吸収される脂溶性ビタミン(※7)(ビタミンA,D,E,Kなど)の吸収も
弱まります。そのために貧血が生じたり、血
が止まりにくくなったりします。カルシウムや
亜鉛などのミネラル(※8)も健康な頃と
比べると吸収力の低下がみられるため、
積極的に摂ることが重要です。
カルシウムは豆腐や小魚、乳製品に多く
含まれますが、これらはたんぱく質も同時
に多く含むため、一つの食材を極端に多く
摂ることは避けましょう。ミネラルはきのこ類
や海藻類、貝類に多く含まれます。きのこや
海藻類は同時に食物繊維も多く含み、便通
を良く
してくれます。




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