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本ページの内容は、味の素ファルマ(株)発行の「肝硬変患者読本シリーズ(1) なぜ肝臓が悪くなるの?」に掲載された内容を編集したものです。
 
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まずは肝臓のしくみを知ろう

まずは肝臓のしくみを知ろう
〜肝臓は代謝の中枢だけに、防ぎたい肝不全〜
肝臓の重さは、1200グラム。お腹の右上にあって、生命を維持する
ための代謝(※1)の中枢として活躍しています。ですから肝臓の
障害によって肝臓自体が小さくなると、さまざまな異常がおこり
ます。これが肝不全(※2)と呼ばれる状態で、生命に危機をもたらし
ます。また、肝臓を小さくしてしまうものとしては、肝細胞がなくなる
急性肝炎(図1)や、肝硬変などがあります。このような肝不全を防ぐ
ためにも、その原因となる肝臓の病気と、それによって生じる機能
障害をしっかりと知っておきましょう。
 
肝細胞数が減ると、図の左部分のように肝臓に段差ができて小さくなります。

肝臓の主なしくみとはたらき
〜門脈からの栄養素を取り込んで、代謝する肝細胞〜

肝臓は、主に肝細胞と胆管細胞(※3)でできています。肝臓の細胞の80%が肝細胞で、
肝臓の大切な機能を担っています。肝細胞同士はくっつきあって「肝小葉(※4)」を形成し、
これが100万個も集まり、肝臓を構成しているのです(図2)。また胆管細胞で構成されて
いる胆管は、胆汁を十二指腸に送ることで食物の消化を助け、便を黄褐色にします。
内臓を流れる血管は、通常内臓を養う動脈とその流出路となる静脈だけです。しかし肝臓
にはその2つの血管の他にも、胃腸や脾臓からの静脈が集まってできる「門脈(※5)」もあり
ます。門脈を流れてくる血液には、腸から吸収された食物の栄養がたっぷり含まれていて、
肝臓はそれを取り込んで、からだの需要に応じた代謝をしています。肝臓が代謝の中枢だ
と言われるのは、このためです。肝動脈と門脈から流れ込んでくる血液は、肝静脈(※6)
通って肝臓の外に出て、からだを巡ります。

上の図が肝臓の中の血液の流れ。下の図が1個の
肝小葉です。肝小葉を囲むようにして存在する
肝動脈と門脈の血液が肝細胞の間を流れ、血液中
の栄養素が肝細胞に取り込まれます。そして
肝小葉の中心にある肝静脈(中心静脈)へと流れ
出ます。

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