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肝臓病教室 |
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実際に肝臓病教室を開催されている慶応義塾大学医学部消化器内科加藤先生に、肝臓病教室を開催するため
のアドバイスを伺いました。
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肝臓病教室開催の目的
肝臓病教室の最も重要な目的は、患者さんのQOLを高めることだと考えています。病気の完治が難しいと
しても、そのなかで患者さんにより高いQOLを維持した生活をすごしてほしいと望んでいるからです。 |
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| (2) |
肝臓病教室が果たす役割について
肝臓病教室を行なうことによって、医師は何をすべきなのか、患者さんは医師に何を望んでいるかを知ること
ができます。これはふだんの診療では得られないものです。そこに、医師と患者さんの病気に対する一体感も
生まれてきます。また、肝臓病教室に出席している患者さんは、診療の時に検査などに関して詳しく説明しなく
ても理解していただけます。
患者さんにとってのメリットは、病気の情報を知ることにより、病気に対する不安感が取り除かれ、QOLの高い
生活ができることです。特に、肝生検、上部内視鏡検査などの検査や、インターフェロン治療、肝動脈塞栓術
(TAE)、肝切除術、PEITやRFなどの治療に関しては、患者さんの体験談を聞くことにより、不安を軽減すること
ができるようです。
また、こうした活動は病院に対する信頼性を深めるものだと思います。 |
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| (3) |
肝臓病教室が患者の予後に及ぼす影響について
乳がんでは、集団教育により予後が改善したという報告があります。肝臓徽室に関しては、予後に関する
報告はありませんが、実際に余命半年と言われた患者さんが4年間、ゴルフを楽しみ、元気に生活したという
経験もあります。慢性疾患の場合は、いかにQOLを向上させて生活できるかが重要だと思います。 |
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| (4) |
肝臓病を成功させるための最大のポイント
最も大切なのは、患者さんの気持ちを明るくさせるような情報の伝え方をすることです。患者さんの説明には、
専門用語を交えても、その都度説明を付け加えながら、相手にわかる言葉で話すことが大事だと思います。
肝臓病教室は、患者さんのQOLの向上が目的ですが、QOLは身体、心理、社会、スピリチュアル(実存)の4つの
面から捉えられます。患者さんのライフスタイルによりQOLの意味は異なります。
また、それぞれの地域にそれぞれの文化があります。これらを考慮して、それぞれの病院あるいは地域に
根ざした肝臓病教室を作り上げてほしいと思います。 |
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| (編著:加藤 眞三 慶応義塾大学医学部消化器内科講師) |
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